この記事は、「C.春麗でマスターになるまでのロードマップ」の一部として書きました。
直接この記事へお越しの方はぜひ一度ロードマップの全体像を眺めてみることをオススメします。
前回は、いかに「立回りが強い」とされる春麗でも、初心者はまずはひとつのコンボを覚えて擦るところから始めよう、という内容でした。
でも、春麗ってコンボ多すぎてどれから手を出せばいいかわからないですよね。
ということで、C.春麗の初心者が最初にマスターしたいコンボをひとつ紹介します。
まずはコレ!
まずはここから、「中足ラッシュ小パン 中中スピバルート」
コンボレシピ
屈中K > ドライブラッシュ屈弱P > 立中P > 屈中P > 強スピニングバードキック
ダメージ: 1,948
練習のコツと派生ルート
C.春麗を始める上で非常に大事なコンボなので、別記事に練習方法をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
練習のコツ
練習のコツとしては、コンボを小分けにするのがいいです。できてないところがわかりやすいし、後々コンボルートを分岐するのにも役立ちます。
ひとつひとつヒット数を確認しながら練習しましょう。
(1) 屈中K > ラッシュ屈弱P …2ヒット 屈中Kの後方向キーをニュートラルに戻さないとラッシュが発動しないので注意。
(2) 立中P > 屈中P …2ヒット 立中Pの後すぐに下入力、少し置いて中P。コンボが繋がるタイミングを覚える。
(3) 立中P > 屈中P > 強スピバ …9ヒット 屈中Pがヒットしてから意外と猶予があるので、ギリギリまで下入力を引っ張ってから上+強K。
(4 完走) 屈中K > ラッシュ屈弱P > 立中P > 屈中P > 強スピバ …11ヒット
理想は、YouTubeで動画見ながらでも10回中10回完走できるくらい、手が自然に動くまで馴染ませたいところです。
いきなりランクマに潜るのではなく、最初はトレモでこのコンボだけ練習するでも良いかもです。
僕は、1日10分の練習を時間決めて2週間ほど続けて、少し自信がついた頃に初めてランクマに挑戦しました。
ヒットorガード時の判断と派生
上のコンボがミスなくできるようなったら、次はヒットとガード時にルートを分岐できるように練習しましょう。
まず、トレモで相手のガードを「ランダム」に設定して、屈中K > ラッシュ屈弱P まで入れ込みます。
ここで、「ドンドン」と2発攻撃を当てる間に、最初の中足がヒットしているか、ガードされているかを判断します。(2発両方のヒットorガードを確認、ではなくあくまで最初の中足だけを見ます)
ヒットしていれば、そのまま中中スピバまでコンボを走り切りましょう。これでダメージ1,948。
逆にガードされている場合は、最速で投げを入力します。投げが決まればダメージ1,200。
何度も言いますが、コンボ練習からヒット確認まで、最初の壁が高いですが、ここまでが成功率高くできるようになるとランクマでもまともに戦えるようになります。
コンボ習得の狙い
中足ラッシュって、いきなり初心者にどうなの?と思いますよね。
確かに、ネットで初心者配信とかみても皆さん後回しにしてる印象です。
ただ僕は、初心者こそ最初に中足ラッシュを練習した方がいいと思います。
簡単に理由を説明しますね。
初心者はそもそも近づくのが難しい
試しに、攻略サイトとかで春麗の基本コンボとかを見てみてください。
大体、「密着限定」とか「離れすぎていると当たらない」とか書いてません?
基本的にコンボって、「始動する時の位置関係」が大切なんです。
そもそも最初の技(始動技といいます)が当たる距離にいないとコンボが始まらないし、プラス「密着限定」とか「端限定」とか、特定の位置関係にいないと使えないってのが多いんですね。
「…じゃあ、そもそもどうやってコンボができる距離まで近づくの?」
初心者がトレモでコンボ練習しても、実戦で使えないのはコレが大きな理由だと思ってます。
その点中足ラッシュなら、春麗の最上級に速くて長い中足から「必ず」密着状態まで近づけるので、そもそも「コンボを始動する」難易度がガクッと下がります。
ヒットでもガードでもダメージが取れる
例えば、春麗基本コンボのひとつ「屈中K > 中百烈脚」というコンボ。
同じ中足からの始動なので遠い距離から狙えて、ヒットした場合はダメージ1,220。おいしい。
でも、ガードされてしまったら?
相手にダメージを与えられないばかりか、確定反撃がないとはいえ不利な状況になってしまいます。
中足の時点でヒット確認をする、なんて芸当ができればいいですが、そんなことができるならそれはもう初心者ではないので…無理です。
その点、上のコンボでは中足小パンの2発まででヒット確認をすれば良いですし、間にラッシュを挟むので余計に時間の猶予があります。
小パンガード後の投げを抜けられる人は、初級者ランク帯にはほとんどいません。なので一回の攻めで「確実に」ダメージを取ることができます。
僕の実体験で言うと、ゴールド4で初めて安定して投げ抜けをしてくる人に会いました。なので逆に言うと、その辺りまではこの戦法でいけます。(あのキャミィの方、上手かった…)
頻繁に投げ抜けされる上手い人に出会えたら、むしろ「好機」。自分も上手くなった証拠ですので、自分を褒めてあげながらこちらの記事の「第二段階」へ進みましょう。
自分から 有利な読み合いを仕掛けられる
初めのうちはあまり気にしなくて良いのですが、中足ラッシュ小パンまでを相手にガードさせると、こちらが+2Fで「有利な密着状態」を作れます。
ここでの「読み合い」について、現段階ではまだ深く考える必要はありません。なぜなら自分も相手も知識がないので、最初は「初心者に刺さりやすい行動」つまり最速投げだけをやっていればOKです。
※少し慣れてきて、ここで投げが通りにくいor反撃されるようになってきたら、次の段階に進む頃合いなので、こちらの記事を読んでみてください。
現段階ではむしろ、「有利な密着状態」を「自分から」作れていることに意味があります。
相手の攻撃を受ける、というのは実は相手にこれをやられてしまっているので、常に自分が「不利な読み合い」をさせられているんですね。
格ゲーでは、いかに相手より多くこの「有利状態」を作り出すかが重要です。
ですので、それを自分のタイミングで能動的に作り出せるキャンセルラッシュは、初心者こそ覚えるべきです。
まとめ: 初心者春麗の「一の太刀」そして隠されたパワーアップ
スト6以前のシリーズでは、初心者は相手に近づくことさえ困難でした。
ところが、スト6で追加されたドライブラッシュは初心者だろうが使えば一気に敵の懐に潜り込むことができる強力なシステムです。使わない手はありません
以前のシリーズでこの初心者の壁を超えることができなかった僕から言わせると、初心者こそ、中足ラッシュを最優先で覚えるべきだと思います。
ところで、実は中足ラッシュの後の「中中スピバ」は春麗の最適ルートではありません。その証拠に上手い人の動画ではあまり見ないと思います。
しかし、このブログではあえて中中スピバルートを「一の太刀: 第一段階」とします。
なぜならこの第一段階には、春麗の中でも比較的複雑なコマンドが少ないにもかかわらず、「ヒット確認」や「差込み」など今後必要となるモノが詰まっています。
中足ラッシュ中中スピバ、まずはこれを実践で使いこなし、春麗の基礎体力を上げていきましょう。
そして…
この「一の太刀」は変身をあと2回も残している…
その意味がわかるかな?

引用: https://dragon-ball-official.com/news/01_1819.html